SUZURIでは簡単に売れない!売るためにやるべきことを解説します
この記事では、SUZURIでTシャツなどのアイテムを販売しているけど全く売れないと悩んでいる方に向けて、実際にSUZURIでオリジナルグッズビジネスを実践しているeomoteのクリエイターである筆者が、SUZURIでオリジナルグッズを売るためにやるべきことについて解説します。
SUZURIで少しでも収益を得るための道筋を示していければと思います。
SUZURIで自分がデザインしたアイテムが全く売れない、アイテムを一つでも多く売りたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
また、SUZURIだけではなく、他のプリントオンデマンドサービスにも同じことが言えるため、参考にしていただけたら幸いです。
[目次]
- SUZURIでは簡単に売れない
- ズッキュンと売上は無関係
- SUZURIで売れない理由
- SUZURIで売るためにやるべきこと
- 1.SUZURIでのSEO対策
- ・マイショップ説明文(プロフィール)
- ・アイテムの名前
- ・アイテム説明文
- 2.SUZURIへの集客プロモーション
- ・SNSによる集客プロモーション
- ・ブログによる集客プロモーション
- ・ブランドサイトによる集客プロモーション
- まとめ
SUZURIでは簡単に売れない
SUZURIだけではなく、他のプリントオンデマンドサービスにも言えることですが、SUZURIでショップを開設して、Tシャツなどのアイテムを販売しているけど、
「全く売れない!」
と悩んでいる方は多いと思います。
もちろん、
筆者も売れないと感じている中の一人です。
そして、最初に言うと、
SUZURIに自分がデザインしたアイテムを公開したからといって、
「何もせずに勝手に売れるわけではない!」
です。
実際、SUZURI上に自分がデザインしたアイテムが公開されただけでは売れません。
Googleの検索窓に「suzuri う」と入力しただけで、「suzuri 売れない」というサジェストワードが最初に出てくるように、これだけ売れないと感じている人が多いという証拠です。
また、上記のサジェストワードからは、SUZURIで自分がデザインしたアイテムが売れないために「売れるコツ」、「売り方」を知りたいという人が多いということもわかります。
いずれにせよ、
よほどのことがない限り、SUZURIでは簡単に売れないというのが実態です。
ズッキュンと売上は無関係
SUZURIで、全く売れないという方の中には、「ズッキュンされるけど全く売れない!」
という方も多いと思います。
ちなみに、
SUZURIの「ズッキュン」とは、SUZURIに公開されているアイテムに対して、ハートのマークをクリックすることで、共感や好意を示すためのリアクション機能であり、SUZURIに訪れたユーザーであれば誰でもできる、SNSで言うところの「いいね!」に該当します。
ズッキュンされずに売れないのであれば、ある程度は納得できるかもしれませんが、ズッキュンされても全く売れないという状況は多々あります。
そして、
ズッキュンと売上の関係について言うと、
「ズッキュンと売上は無関係です!」
あくまでも、
ズッキュンは、SUZURIに公開されているアイテムに対して、共感や好意を示すためのリアクションであり、自分がデザインしたアイテムの売上に直接的にはつながらないのが実態です。
SUZURIで売れない理由
ほとんどの人は、SUZURIで自分がデザインしたアイテムが売れない理由として、- 自分のデザインが悪いから
- 他よりちょっと値段が高いから
- SUZURIを利用する人が少ないから
- オリジナルアイテム市場が飽和状態だから
などと考えがちです。
確かに、売れない理由として、上記の要因が全くないとは言い切れませんが、筆者が考えるSUZURIで自分がデザインしたアイテムが売れない一番の理由は、
自分がデザインしたアイテムが、
「一人でも多くの人の目に触れていないから!」
というのが一番の理由です。
そういう意味では、
「自分のデザインが誰にも認知されていない!」
ということです。
もちろん、
SUZURIと同じようにプリントオンデマンドで誰でも簡単に様々なアイテムを製作・販売できるサービスが多くある中で、多くのクリエイターがアイテムを販売しており、飽和状態であるということは否定できません。
ただし、
ちょっと値段が高くても、本当にデザインが気に入れば、買ってくれるユーザーは買ってくれます。
そのため、
自分がデザインしたアイテムを一人でも多くの人に見てもらい、
「SUZURIで売上につなげるための対策!」
が必要になってきます。
SUZURIで売るためにやるべきこと
先で、SUZURIで売れない理由について解説しているとおり、自分がデザインしたアイテムを一人でも多くの人に見てもらい買ってもらうためには販売戦略が必要になってきます。販売戦略というと大げさかもしれませんが、売るためには何かしらの対策をする必要があります。
そして、
自分がデザインしたアイテムを一人でも多くの人の目に触れるように、SUZURIで売るためにやるべきことは、
大きくは、
という2つがあります。
次からそれぞれについて詳しく解説します。
1.SUZURIでのSEO対策
SEO対策
まずは、SUZURIでのSEO対策について解説します。
SUZURI上で多くのクリエイターがアイテムの製作・販売をしている中で、SUZURIに訪れた一人でも多くのユーザーに自分がデザインしたアイテムを見てもらう必要があります。
ただし、
SUZURIのトップページは、スタッフにピックアップされたアイテムやメジャーなショップのアイテムで埋め尽くされているため、新しいアイテムを公開したとしても、スタッフにピックアップされない限り誰にも見てもらえないという状況になります。
そのため、新しいアイテムを公開したとしても、SUZURIにある大量のアイテムの中に埋もれてしまい、販売につながるようなことが何も起きないというのが実態です。
ここで、
唯一、SUZURIに訪れたユーザーに、自分がデザインしたSUZURIの中に埋もれてしまっているアイテムを見てもらえる可能性があるのが、
「SUZURIでのキーワード検索」
です。
どういうことかと言うと、
SUZURIに訪れたユーザーが特定のキーワードで検索した際に、自分がデザインしたアイテムが検索結果に表示されるように対策することが必要になってきます。
つまり、
「SUZURIでのSEO対策を行う!」
ということになります。
SEO対策って何?という方のために説明すると、
SEO対策とは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略で、WEBサイトやそのコンテンツ(WEBページ)が、特定のキーワードやフレーズで検索結果ページで上位に表示されるようにするための様々な手法や施策を意味します。
そういう意味では、
SEO対策は、SUZURI上の自分のアイテム販売ページがGoogleなどの検索エンジンにインデックス登録され検索対象となり、SUZURI以外の検索ユーザーから検索される可能性もあるため、SUZURIの検索ユーザーに対してだけ行うのではなく、Googleなどの検索エンジンに対する対策にもなります。
SEO対策というと難しいのでは?という人もいると思いますが、SUZURIでのSEO対策は、簡単にできます。
具体的には、
を充実させて、SUZURIの検索において、自分のショップやアイテムが検索結果に表示される機会を増やすという対策になります。
また、
SUZURIにおいて、マイショップ説明文(プロフィール)、アイテムの名前、アイテム説明文は、
「デザイン以外で他のクリエイターと差別化」
を図れる唯一の項目のため、しっかりと対策することをおすすめします。
なお、
マイショップ説明文(プロフィール)、アイテムの名前、アイテム説明文を設定する具体的な手順については、以下の記事をご覧ください。
[ご参考]
この記事では、それぞれの項目をSEO対策の観点で設定する際のポイントについて解説します。
マイショップ説明文(プロフィール)
SUZURIでのSEO対策の1つ目は、マイショップ説明文(プロフィール)の設定です。マイショップ説明文(プロフィール)は、SUZURI内での検索ユーザーはもちろん、Googleなどの検索ユーザーからの検索対象になります。
そのため、自分のショップに応じた適切な説明文(プロフィール)を設定する必要があります。
SEO対策として、マイショップ説明文(プロフィール)を設定する際のポイントは、
- キーワードを含めること
- 簡潔にまとめた文章にすること
です。
キーワードを含めること
マイショップ説明文(プロフィール)は、SUZURIでの自分のショップ説明文となり、検索対象となることから、キーワードを含めることをおすすめします。例えば、
個人的なプロフィールというよりも、どんなデザインを中心にアイテムをデザインしているかといった、デザインに関するキーワードなどを含めることをおすすめします。
簡潔にまとめた文章にすること
マイショップ説明文(プロフィール)は、マイショップページの上部に表示されます。そのため、説明文を長々と書いてしまうと、アイテムが表示される箇所までの距離が遠くなってしまい、スクロールしないとアイテムが見えなくなってしまうため、簡潔にまとめた文章で書くことをおすすめします。
なお、
自分のブログやWEBサイトなどに、マイショップ説明文(プロフィール)からリンクを貼りたい場合は、説明文内にURLを書くだけで、自動的にリンクされます。
また、ご参考までにお伝えしておくと、
Googleなどの検索エンジンにインデックスされた場合、検索ユーザーに表示されるSUZURI上のマイショップのページタイトルは、
「マイショップ名」+「のオリジナルグッズ・アイテム通販 ∞ SUZURI(スズリ)」
というタイトルになります。
例えば、
マイショップ名が「eomote」の場合は、
eomoteのオリジナルグッズ・アイテム通販 ∞ SUZURI(スズリ)
というタイトルになります。
アイテムの名前
SUZURIでのSEO対策の2つ目は、アイテムの名前の設定です。アイテムの名前も、SUZURI内での検索ユーザーはもちろん、Googleなどの検索ユーザーからの検索対象になります。
そのため、デザインに応じた適切な名前を設定する必要があります。
SEO対策として、アイテムの名前を設定する際のポイントは、
- アイテム名を含めないこと
- デザインに関するキーワードを含めること
- 簡潔な名前にすること
です。
アイテム名を含めないこと
アイテムの名前は、自分がデザインしたアイテムの販売ページのタイトルの一部になり、Googleなどの検索エンジンにインデックス登録された場合は、検索ユーザーに表示されます。例えば、
アイテムがスタンダードTシャツの場合は、
「アイテムの名前」+「 / マイショップ名」+「のスタンダードTシャツ通販 ∞ SUZURI(スズリ)」
というタイトルになります。
上記からもわかるように、自動的にマイショップ名、アイテム名(スタンダードTシャツ)などが付与されるため、アイテムの名前にはキーワードの重複を避けるために、アイテム名やマイショップ名を入れないことをおすすめします。
ただし、
筆者のeomoteのように、SUZURIのアイテム販売ページをデザインと色単位(1デザイン1色単位)に分けているような場合、アイテムの名前に色を入れる必要があります。
そのような場合は、アイテム名はデザインと色のセットで使用せざるを得ないため、一部はキーワードの重複になってしまいますが、気にしなくても大丈夫です。
デザインに関するキーワードを含めること
アイテムの名前は、自分がデザインしたアイテムの販売ページのタイトルの一部となり、検索対象となることから、キーワードを含めることをおすすめします。例えば、
アイテムの名前に、Tシャツのデザインでは人気の「かわいい」、「猫」という2つのキーワードを含めたい場合は、
かわいい猫のデザイン / eomoteのスタンダードTシャツ通販 ∞ SUZURI(スズリ)
というタイトルになり、「かわいい」、「猫」、「Tシャツ」、「通販」、「SUZURI」といった単語がキーワードとして検索対象になります。
簡潔な名前にすること
先で説明しているとおり、自分がデザインしたアイテムの販売ページのタイトルに、SUZURI側で自動的に付与されるということもありますが、アイテムの名前は、デザインに関するキーワードのみを含め、簡潔な名前にしてタイトル全体が長くならないようにすることをおすすめします。
例えば、
Googleで検索を行い、自分がデザインしたアイテムの販売ページが検索結果に表示された場合、タイトルが表示されますが、検索結果に表示されるタイトルは大体32文字前後で、以降のタイトルは「...」という表示になります。
そのため、アイテムの名前に長い値を設定してしまうと、自分が設定した名前でも見切れてしまいます。
アイテム説明文
SUZURIでのSEO対策の3つ目は、アイテム説明文の設定です。アイテムの説明文も、SUZURI内での検索ユーザーはもちろん、Googleなどの検索ユーザーからの検索対象になります。
そのため、アイテムやデザインに応じた適切な説明文を設定する必要があります。
SEO対策として、アイテム説明文を設定する際のポイントは、
- キーワードを含めること
- 可能性な限り詳細に書くこと
- ハッシュタグを活用すること
です。
キーワードを含めること
アイテム説明文にも、アイテムの名前と同様に、キーワードを含めることをおすすめします。例えば、
先のアイテムの名前と同様にTシャツのデザインでは人気の「かわいい」、「猫」という2つのキーワードを含めたい場合は、アイテム説明文にも自然な文章の中にキーワードを含めることをおすすめします。
可能性な限り詳細に書くこと
SEO対策の基本でもありますが、検索は基本的にテキスト(文字)がベースとなります。そのため、アイテムの説明文を可能性な限り詳細に書くことで検索される範囲が広がります。
ただし、
アイテム説明文に長い文章を書いてしまうと、ユーザビリティが悪くなってしまうため、筆者は、長くても300文字前後で書くようにしています。
ハッシュタグを活用すること
アイテム説明文では、XやInstagramなどのSNSと同様に、ハッシュタグを使用することもできるため、人気のハッシュタグに自分のデザインが合う場合は、ハッシュタグを入れることもおすすめします。例えば、
先の例で言うと、「#かわいい」、「#猫」といったハッシュタグを付けることで、ハッシュタグから検索したSUZURI内の検索ユーザーに、自分がデザインしたアイテムが表示される可能性が高まります。
また、ご参考までにお伝えしておくと、
アイテム説明文からリンクしたいケースはあまりないとは思いますが、リンクを貼りたい場合は、マイショップ説明文(プロフィール)と同様に、URLを書くだけで、自動的にリンクされます。
2.SUZURIへの集客プロモーション
集客プロモーション
次に、SUZURIへの集客プロモーションについて解説します。
先でも説明しているとおり、自分がデザインしたアイテムを一人でも多くの人に見てもらい、SUZURIでの売上につながるためには、
「自分でプロモーションを行い集客!」
をする必要があります。
そして、
筆者が考えるSUZURIへの集客プロモーションとしては、以下の3つあります。
もちろん、可能な限り上記の3つは、やって損はありませんが、筆者としては、上記の3つの内、1つに集中した方が効率も成果も上がりやすいと感じています。
ということで、
次から、それぞれについて解説します。
SNSによる集客プロモーション
SUZURIへ集客し自分がデザインしたアイテムを買ってもらうためのプロモーションの1つ目は、SNSによる集客プロモーションです。普段からXやInstagramなどのSNSで発信している方で、ある程度のフォロワーがいる場合は、SNSで自分がデザインしたアイテムのSUZURIのURLを貼って投稿することで、SNSから流入・集客を狙うことができます。
もちろん、SNSの投稿を見た人全員が買ってくれることはないですが、自分がデザインしたアイテムを一人でも多くの人の目に触れてもらうという意味では、SNSは効果的です。
ただし、
新しいデザインでアイテムを製作・販売を開始した際に、XやInstagramなどのSNSでプロモーションしている人は多くいるため、デザインとしてインパクトがないような場合は、投稿が埋もれてしまう可能性も高いです。
ちなみに、
筆者は、フォロワーもいなく、SNSでの投稿は一過性のものと捉えているため、SNSでのプロモーションは、ほとんど行なっていません。
ブログによる集客プロモーション
SUZURIへ集客し自分がデザインしたアイテムを買ってもらうためのプロモーションの2つ目は、ブログによる集客プロモーションです。自分のブログを持っていて、ある程度のアクセス数がある方であれば、自分のブログ記事から自分がデザインしたアイテムのSUZURIのURLを貼って公開することで、ブログから流入・集客を狙うことができます。
SNSと同様に、ブログ記事を見た人全員が買ってくれることはないですが、自分がデザインしたアイテムを一人でも多くの人の目に触れてもらうという意味では、ブログも効果的です。
特に、デザインやアイテムに関連したジャンルのブログや記事であれば、ブログや記事に訪れている時点でデザインやアイテムにある程度興味があるユーザーと捉えることができるため、プロモーションとしては効果的です。
ただし、
デザインやアイテムに全く関係がないジャンルのブログや記事からSUZURIへ誘導することは難しいです。
ブランドサイトによる集客プロモーション
SUZURIへ集客し自分がデザインしたアイテムを買ってもらうためのプロモーションの3つ目は、ブランドサイトによる集客プロモーションです。筆者が一番力を入れているのが、このブランドサイトからの流入・集客です。
先のSNSやブログと比較すると、自分のブランドサイトを立ち上げてプロモーションしている人は、ほとんどいないと思います。
ブランドサイトって何?という方に説明しておくと、自分のブランドに特化したブランドアイテムを紹介するためのWEBサイトです。
まさに、このサイトがeomoteというブランドサイトであり、ブランドに特化した内容でブランドをアピールして集客を狙っています。
そういう意味では、
アクセスは少ないにせよ、ブランドサイトを訪れている時点で、訪れたユーザーは、デザインやアイテムに興味がある可能性が高いため、SUZURIの自分のアイテムの販売ページへの誘導はしやすいです。
もちろん、
Googleなどの検索エンジンで、どれだけ上位表示できるかというSEOに集客は左右されますが、SNSとは違い、一過性のものではないという理由から、中長期的な集客を目指しています。
まとめ
本記事にて、SUZURIでアイテムを販売しているけど全く売れないと悩んでいる方に向けて、SUZURIでオリジナルグッズを売るためにやるべきことについて解説したとおり、「モノを売るということは大変なこと」
です。
また、すばらしい商品であるにもかかわらず、商品の販売戦略とプロモーションが苦手なために、その商品が人々に知れ渡っていないという理由だけで、売れていないという商品は、世の中に山ほどあります。
やはり、
自信がある商品であればあるほど、一人でも多くの人の目に触れる努力はする必要があります。
いずれにせよ、
この記事がSUZURIでアイテムを販売しているけど全く売れないという方の売上アップの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。